【パリからの小旅行】メルヘンとエキゾチックが交差するリスボンの魅力

ヨーロッパ内に住む最大の特典としては、旅行に行きやすいことだと思っています。東京—大阪間の新幹線移動と同じような感覚で、文化も言葉も人種も全く違う異国へと足を踏み入れることができ、思いもよらぬ出会いがたくさん待っているのだから! 島国である日本と大陸続きのヨーロッパ諸国とはでは、隣国へ行く足取りの軽さが違います。

ということで【パリからの小旅行】と称して今後ヨーロッパ諸国をご紹介していく予定ですが、まず第一弾はポルトガルの首都リスボン。パリ・シャルルドゴール空港から飛行機で2時間半の旅。

「ポルトガルといえばカステラと、クリスティアーノ・ロナウドと……あと何だっけ?」正直これくらいのほぼゼロ知識でしたが、友人のパリジェンヌの話を聞いて興味を持ち始めたのがきっかけです。さらに、定年退職を迎えセカンドライフとしてポルトガルに移住するヨーロッパ人はとっても多いのだとか。温暖な気候・物価と税金の安さがその理由。実際に今回3泊4日で訪れて、セカンドライフとは言わず今すぐにでも!と思うほど魅力に溢れる町でした。 

一言でざっくり言うと、“すんなり馴染む”ことができる街といった感じ。ラテンらしい陽気な雰囲気と人の温かさが感じられるものの、 交通の便も良く繁華街の賑わいもあって、都会と田舎の良さを掛け合わせたような。

フランスのバロック美術やロココ調の百花絢爛な街並みとは違い、建築物の装飾はよりシンプルで生活感に溢れた雰囲気。華やかさに圧倒されるパリと、落ち着いた装飾に心酔してしまうリスボンでは違った魅力が感じられるはず。

ポルトガルの伝統である、外壁に用いられた“アズレージョ”と呼ばれるタイルの装飾は絵画のように美しく、何度も足を止めては見入ってしまいました。

 ポルトガルは歴史的に、イスラム王朝に長く支配された時代を経ているためか、世界遺産として登録されている歴史的建築物の多くには、イスラム教のエキゾチックな要素とカトリックのメルヘンな可愛さが交差する魅惑的な雰囲気です。

特に、かつてポルトガル王室の夏の離宮だったという19世紀に建てられたがその象徴! 派手で独創的な色彩と、曲線と直線の装飾で彩られたカトリック的な要素の反面、玉ねぎ型の屋根やアズレージョの部分は、中東のモスクやロシアの大聖堂を彷彿とさせます。

“リアル・ディズニーランド城”は私の中に潜む少女の心をうずかせました(笑)。

『ペナ国立宮殿』の近くに位置する、12世紀に王族の別邸として建設されたはまたガラリと様式が異なります。建築様式はロマネスク、ゴシック、ルネサンス、ポルトガルのマヌエルと多岐に渡り、緑に囲まれたトロピカルな庭園に囲まれています。ここは“リアル・ロールプレイングゲーム”といった感じで、迷路のように設計され荘園内にはジャングルや洞窟があり、懐中電灯を片手に冒険気分を味わえました。建築者や王族の神秘主義思考が感じられる、なんとも不思議な異空間。

 

そして私の旅行の一番の楽しみは、食! 大西洋に面するポルトガルで、新鮮なシーフードを楽しむのが今回の醍醐味です。伝統的なクラシック料理から独創的なモダン料理まで「美味しい!」の連続で、食いしん坊万歳状態(笑)。フランスのこってり重めの料理とは違い、比較的あっさり胃もたれしない感じが日本人の舌にもよく合います。 

もしフランスやその他ヨーロッパへ訪れることがあれば、ぜひポルトガルも渡航先の候補に!リスボンでは英語が難なく通じますし、日本人を含むアジア人観光客がダントツに少なく、穴場です。ポルトガル在住の方が「この2年で観光客が大幅に増えた」と言っていたので、これからもしからしたら注目を集めるかも?

写真や動画はに載せているので気になった方は覗いてみてくださいね。

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