前回はミシシッピ州の、グラミー賞やエンターテイメントに関連のあるレトロなミュージックタウン クリーブランドをご紹介しました。
今回は、ミシシッピ州のブルースゆかりの地であり今でも語り継がれる伝説が残る、アートに溢れたクラークスデールという街をご紹介します。
クラークスデールには、ルート61とルート49のクロスポイントがあり、そこはかつてロバート・ジョンソンがブルースのスキルと引き換えに悪魔に魂を売ったという伝説が刻まれた場所。
そんな伝説を持つクラークスデールは、街の随所にブルース関連のミュージックショップやミュージアムが点在。この街に住む人々と話してみると、ブルースを心から愛しているのが伝わってきます。
クラークスデールのダウンタウンは写真を撮りながらの街歩きが楽しいですよ。 何故かというと、1ブロック歩くごとにクールで斬新なグラフィックアートに出会うから。
空き地の壁全体がカラフルなアートで染まっていたり、激しくペイントされたオールドアメリカンスタイルの車がオブジェのように置いてあったり、ミュージックショップの外観自体がまるでアートのようであったり。
クラークスデールを訪れたらぜひ体験してほしいのが、グラウンド・ゼロ・ブルース・クラブ。このミュージッククラブ、外観だけでもブルースの深い歴史を刻んできたような圧倒的なオーラを感じ取ったのだけれど、 店内はさらに圧巻!
壁という壁すべてがぎっしりとサインとステッカーで隙間もないほど埋め尽くされていて、それはトイレの壁にもおよびます。天井には世界各国の国旗がはためき、奥にはステージが。ここはアメリカ南部の料理をつまみながら、本場のブルースライブパフォーマンスを楽しめるのです。
店名のグラウンド・ゼロというのは、”始まりの場所”というような意味。クラークスデールはブルースの起点となった街なので、グラウンド・ゼロという名前がつけられたそう。
クラークスデールはアメリカ音楽のルーツであるブルースの歴史とモダンなアートが融合した、フォトジェニックでユニークな街でした。
次回はテネシー州の、熱気に満ちたナイトライフが楽しい街をご紹介します。Have a good trip!
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