2016年発表のパネライのロ シェンツィアートのニューバージョン傑作の、完成形を超え、更なる躍進を遂げて登場。

2016年発表のパネライのロ シェンツィアートのニューバージョン傑作の、完成形を超え、更なる躍進を遂げて登場。
ロ シェンツィアート ルミノール 1950 トゥールビヨン GMT チタニオ – 47mm

2016年に発表された「ロ シェンツィアート」は、改めてパネライのマニュファクチュールとしての実力を見せつけた傑作で、既に完成型といっても過言ではないクオリティを保っていた。

しかし、今年発表になったニューバージョンは、初代の特徴を踏まえながら、更なる躍進を遂げて見せたのだ。新モデルの針はブルーで、チタンケースのメタリックな色合いとの調和が絶妙で、フランジ部分やブラックレザーストラップのステッチにもブルーが用いられているあたりが心憎い配色だ。

panerai_loscienziato_2018_01 そもそも、このロ シェンツィアートの凄さは、2つある。まずはケースの成型手法だ。最先端の技術である直接金属レーザー焼結方式(Direct Metal Laser Sintering) を用いた3 D プリンターでかたどられる。

その狙いは単にデザイン面にとどまらず、実用性にも妥協しないことも満たすためでもあり、それは素材選びに顕著に見て取れる。

まず、粉末状のチタニウムを使用したファイバー光学レーザーによって3 Dのオブジェクト層を形成。厚さわずか0.02mmの層の連なりが一体化して完全に固体化することで、従来の方法では達成し得なかったパネライの様式美を体現する土台となっている。

さらに、素材のチタニウムは耐腐食性に優れ、ステンレススティールに比べて約40%も軽いうえ、さらに軽量化を図るため、ケースは複雑な幾何学形状の空洞を形成する中空構造とすることで、防水性(10気圧防水)を損なうことなく、堅牢性と様々な角度からの圧力に対する耐性を実現している。低アレルギー性にも優れているので、金属アレルギーの着用者にもつけやすい、という使用者目線も忘れていない。

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2つ目は、文字盤からも見て取れるムーブメントへの徹底的な“そぎ落とし”だ。搭載されている機能が多ければ多いほど、自然にムーブメントは厚く、重くなるものだが、そこもパネライが誇るマニュファクチュールの研究開発部門Labor atoriodi Idee 「アイデアの工房」の腕の見せ所となっている。

そもそものこの時計、機能が、時、分、スモールセコンド、a m / p m 表示付きG M T 、裏面に残存パワーリザーブ表示付きの6日間パワーリザーブ、そしてトゥールビヨン機構、と7つの機能と、トゥールビヨンとGTM、パワーリザーブといった複雑機構も有する。

軽量化のポイントはまず、使用素材の密度が低い(一般的な使用素材、真ちゅうと比較して約半分)ため、ムーブメントの総重量はP.2005/Sスケルトン仕様との比較で約35%軽量化されていること。