ラストロノモ ルミノール1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム G M T – 5 0 mm

ラストロノモ ルミノール1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム G M T – 5 0 mm
意外に思われるかもしれないが、これまでのパネライのモデルの中で、「ムーンフェイズ」機構が搭載されているモデルはなく、今年、初めて登場したのが、「ラストロノモ ルミノール1 9 5 0 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム G M T」だ。

初代ラストロノモは、イタリアの誇る天才、ガリレオ・ガリレイが自身で発明した望遠鏡を使って史上初めて天体観測を行ったとされる1610年から数えて400周年を記念して、2010年に誕生した。

初代のモデルにはトゥールビヨン、カレンダー、均時差、サンライズ・サンセット表示の機能が備えており、ガリレオに捧げるオマージュモデルとして充分な面目を保っていた。そこに今年の新しいラストロノモ ルミノール1950 トゥールビヨン ムーンフェイズイクエーションオブタイム G M T はメイドトゥオーダーで、スケルトン仕様のムーブメント P . 2 0 0 5 / G L S( G a l i l e o  L u n a  S c h e l e t r a t o )を搭載し、オーナーが希望する場所の地理的座標に従って動作するようにパーソナライズされるようになっておりさらにパワーアップして登場してきたのだ。

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ガリレオの発明した天体望遠鏡によって、現代の天文学の土台となっている地動説をはじめ、今日の地球と宇宙にかかわる学問の扉が開かれたのは言うまでもない。

だが真に驚くべきは、現代でも充分に通用する細部への正確さと観察力によって作り出された、非常に美しい図面だ。400年という時を超えてもなお、製作者でなくても見惚れるような図面をひけた、天才ガリレオ。

彼に捧げる時計において、あえて古典的複雑機構であるムーンフェイズ表示で、パネライは「天才への挑戦権」を使うことになった。新しいラストロノモのP . 2 0 0 5 / G L S ムーブメントの裏側には、昼夜のインジケータがあり、組み合わせて回転する2枚の重なったディスクで構成されるシステムによって、月相をはっきりと表示するようになっている。

ムーブメントに固定された小さな外部インデックスによって読み取られる上部ディスクは、24時間を表示し、昼間の太陽と夜空の星を表示。星空の中心には小さな円形の窓があり、そこから下のディスクが見える、という趣向だ。

日ごとに約6 . 1 ° ディスクが回転することによって、正確な太陰周期(平均29日12時間44分3秒)で、月の満ち欠けを表現している。各部位の動きはオーナーが選んだ場所の座標に基づいて行われ、ムーンフェイズは常にその場所の上空と相関関係を保つのだ。もちろん、北半球と南半球の違いも考慮されている。

ムーンフェイズ表示と同様に、日の出と日没のインジケータはホーム時刻に関連付けられているため、ホームのタイムゾーンとは異なるタイムゾーンの都市にオーナーがいても、インジケータはホーム時刻での状況を表示し続ける。そして、6時位置には、実際の時間(真太陽時)と日常で使用されている時間(平均太陽時)の差である均時差を、プラスマイナス15分の範囲で表示する水平インジケータが配されているなど、もし、タイムマシンが存在して、ガリレオ本人に見せることができたとしても、充分に納得してもらえるであろう素晴らしい出来栄えとなっている。